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ドイツPTA便り-36

ドイツPTA便り
36
著者
アリーン・フォーゲル

ドイツの育児休暇制度
2022/11/21

10月初めに第2子が生まれました。現在育児休暇中です。2024年から再度 PTA の仕事に復帰する予定です。

被雇用者である女性が出産すると、ドイツでは最長3年間育児休暇を取ることができます。子供が3歳になると幼稚園へ入る権利があり、午前中だけでも仕事に復帰できます。育児休暇中、初めの12カ月間は、産休前12カ月間の平均手取り額のうち、最高65%までが育児休暇手当として支給されます。これには申請が必要です。上限は月額1800ユーロ、最小300ユーロの支給額です。 自分の収入のなかった母親にも最少額300ユーロが支給されます。

父親も育児休暇を取る際は、最長14カ月支給されます。通常母親が12カ月、父親が2カ月申請するケースが多いです。家族によってさまざまに育児休暇を取っています。 トータル3年間の育児休暇を取るには、少なくとも12カ月を子供が3歳になるまでに取る必要があります。残りの24カ月は子供が満8歳になるまで取得できます。家庭の収入状況によって、最長24カ月は育児休暇手当+援助が出ます。残りの12カ月には育児休暇手当はつきません。

2年前、長女が生まれ、産後休暇(出産日から8週間、産前休暇は予定日前4週間です)の後、12カ月育児休暇を取り、育児手当を受けました。以前はフルタイム勤務でしたが、子供が生まれてからは、パート勤務に復帰しました。勤務中は子供の面倒をみてくれる人が必要です。私の場合は非常にラッキーで、家族中が交代で見てくれます。それでも、かなり時間分配のマネージメントが必要となります。

託児所や保育所に子供を預けることができれば、さらに働きやすくなります。しかし、月謝を払う必要があります。家族・親戚が預かってくれると家計的にも負担が減ります。

育児手当取得の手続きには様々な書類を提出しなければなりませんが、国からの援助は大きく、若い家族にとって大変有難い制度です。 育児休暇中もドイツ PTA 便りを発信していきたいと思います。